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航空機騒音音源探査識別装置DL-SBMは、最先端の航空機騒音識別装置で、混在する騒音源を分離して測定し、騒音レベルに対し最も寄与の大きい騒音源が航空機か否かを判別します。
近年、陸域にある住居地域への騒音影響を低減するため、海上空港が主流となりつつあります。こうした空港の影響を測定する場合、航空機騒音の影響が少ない場所での測定になることから、航空機騒音以外の騒音が測定に影響を及ぼすケースが多くみられます。例えば近傍を通過する車の騒音が航空機騒音の発生と同時に発生した場合、測定値に対してどちらの寄与が大きいかを判定することが重要になります。このため従来の識別技術とは異なる新しい識別装置の開発が望まれていました。
私たちは“全方位音源探査技術”に着目しました。これは球バッフルマイクロホンを用いたビームフォーミング手法により、複数ある音源を分離し、音源それぞれの位置(到来方向)と強度レベルを解析するための技術です。航空機騒音の識別技術に応用することで、航空機以外の大きな騒音が航空機の騒音と同時に観測される場合でも、それぞれの音源を分離し、強度レベルを比較することで、最も寄与の大きな音源(支配的な音源)を特定し、その到来方向、移動方向、周波数特性等の情報から、それが航空機騒音か否かを自動判定することを可能にしました。
DL-SBMは平成19年に国土交通省の騒音監視装置用識別装置として採用され、電波方式の識別装置(航空機接近検知識別装置RD-90および航空機最接近検知識別装置RD-100)との組み合わせでさらに高い精度の航空機騒音測定を行っています。
